着物を自分で着付ける機会のある方はいらっしゃいませんか?
いざ着付けするとなって、足りないものが分かる、なんてことにならないように、あらかじめ着付けには何が必要なのかを知っておくことが大切です。
そこで今回は、着物の着付けで必要なもの一式をご紹介します。
□着付けで必要なもの一式
*裾除けと肌襦袢
こちらは、着物を着付ける際に着る肌着です。
肌襦袢が上半身、肌襦袢が下半身の2部式のものもあれば、ひとつながりになったワンピース型のものもあります。
家庭で洗濯することができる綿素材のものが多いため、繰り返し着用することができます。
*長襦袢
こちらは、肌襦袢と着物の間に着るものです。
白だけでなく、様々な色やグラデーション、柄模様があります。
衿元のおしゃれだけでなく、汚れを防止するためにも、半衿を縫い付けます。
*襟芯
ほとんどの着物に使用される襟芯は、長襦袢の半衿に入れて使われることが多いです。
*腰紐
こちらは着付けの際に、必要となる小物です。
3本セットで売っていることが多く、5本程度あれば十分でしょう。
*伊達締め
こちらは、長襦袢の着付けと着物の着付けの最後に締める際に使い、余分な生地を平らにしてくれる役割を持っています。
2本あれば十分だと言われています。
*帯板
帯表面のハリを出すために、帯の下にはめ込む板のことです。
自分で着付けがしやすいように、板にベルトが付いているものもあります。
*帯枕
帯を支えるための小物で、いろんな形がありますが、細長い形が長く使えておすすめです。
*帯揚げ
帯の上から少し見える布地で、帯枕のガーデを隠すだけでなく、帯を装飾する意味合いもあります。
*帯締め
これは固定して崩れないようにするために、帯の下線を締めるものです。
*足袋
着物を着用する際に、必ず履くものです。
白を基調としたデザインが一般的ですが、普段着として着るなら柄物もおすすめです。
□着付けする際にあったら便利なもの
以下で紹介するものは、必須ではありませんが、あればスムーズに着付けができるのでおすすめです。
*補助用品
体型を目立たなくするために必要なもので、パッド類やタオルが使用されます。
*和装用ブラジャー
バストが大きめの方は、和装用ブラジャーを着用することで、バストが小さく平らになり、より美しく着物を着こなせます。
*コーリンベルト
腰紐と同じような役割を果たし、ベルトなので簡単にしっかりと衿元の着崩れを防止できます。
*びょうじめ
伊達締めと同じような役割を果たし、初心者でも使いやすいマジックベルトになっています。
□最後に
今回は、着物の着付けで必要なもの一式をご紹介しました。
着物の着付けには色んなものを用意する必要があることをご理解いただけたでしょうか。
中には色や形、素材が選べるものもありますので、自分の好みのものや、着用シーンに合わせて選ぶことをおすすめします。
特に小物類は、種類が多いので、用意し忘れることがあります。
この記事を参考にし、必要なもの一式をメモに書き出し、事前に用意していただけたら幸いです。