着物の紋とは、家紋を入れないといけないの?数による違いは?

「着物の紋の数って決まりがあるの?」
「自分の家紋でない着物を着てもいいの?」
このようなお悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?
着物を普段から着ない人は、紋についての知識があまりないですよね。
紋にどんな決まりがあるのか、知らない方も多いかもしれません。
今回は、着物の紋の意味と選び方について紹介します。

□着物の紋とは

着物の紋は着物の格を決める重要な要素の1つです。
紋は種類が豊富で、その数は2万種を超えると言われています。
種類が多い上に、それぞれ意味も異なるので、着物を選ぶ際には注意をしなければいけません。
ここからは、紋を選ぶ際に重要な要素である、紋の数による違いや紋の種類の選び方について詳しく紹介します。

□紋の数

着物の紋の数は「無紋」「一つ紋」「三つ紋」「五つ紋」の4つの種類に分けられます。
これは、紋の数が多くなるにつれて、格式が高くなっていくと言われています。
一つ紋の場合、背中の1箇所に紋が入っており、準礼装や略礼装用といて用いられることが多いです。
三つ紋の場合は、背中に1箇所と両胸に2箇所の紋があります。
これは、訪問着として用いられることが多いです。
五つ紋の場合は、背中に1箇所、両胸に2箇所、両後袖に2箇所の紋があります。
これは、最も高い格式の正礼装として用いられることが多いです。
このように、紋の数により着物の格式が変わってくるので、シーンに合った紋の数を選べるようになると良いでしょう。

□自分の家紋でなくてもいいのか

着物の紋というと、自分の家紋を入れるものだと考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
着物に入れられる紋は、基本的には家紋になっており、昔から自分の家系や血統を表すために用いられてきました。
しかし、江戸時代頃からは一般庶民でも紋が使えるように、誰でも使える「通紋」というものができました。
これが、着物の紋で入れられているものも多く存在するので、必ず自分の家紋を入れなくてはいけないという決まりはありません。

□まとめ

今回は着物の紋の意味と選び方について紹介しました。
着物の紋がどのような意味を持っているのか、お分かりいただけましたでしょうか?
紋の入った着物をレンタルする際には、紋の数に気をつけるようにすれば良いでしょう。
当社では様々な種類の紋入りの着物を取り扱っています。
訪問着の購入を迷っているという方は、レンタルすることをご検討してみてはいかがでしょうか。

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大阪の心斎橋にある『別嬪』はレンタル着物&フォトスタジオのお店です。フォーマルなお着物からアンティーク着物まで多数取り揃えております・ 成人式のお振袖や卒業式の袴、七五三、浴衣など撮影にもピッタリな華やかな着物をご用意しております。

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