成人式の準備といえば振袖や髪形のことを思い浮かべる方も多いですが、忘れてはいけないのが「草履」なのです。
いくら美しい振袖を着て、華やかな髪型にしてもらっていても、足元の草履のサイズが合っていなかったり、歩きにくかったりすると、良い思い出が台無しになってしまいます。
そこで今回は、振袖にはかかせない草履を選ぶポイントについて解説していきます。
□草履のサイズ
振袖の草履のサイズを選ぶポイントは、かかとが草履から少し(1cmくらい)出ていることが一番美しく見えるとされています。
しかし、普段から草履を履いていない方にとっては、この少し小さめのサイズの草履はかかと部分を痛めてしまったり、疲れたりしてしまうようです。
そのため、草履を履きなれていない人は足のサイズにちょうど合う草履か、ほんの少しだけかかとが出るくらいのサイズで選ぶとよいでしょう。
また、草履のサイズに関しては大きすぎると不格好に見えてしまうのでよくありません。
実際に試し履きをしてみて、自分の足のサイズに合わせて、履きやすいサイズを選ぶのが一番です。
□草履の高さ
基本的に振袖と一緒に着るような草履は、かかと部分が高ければ高いほど格式が高いとされています。
これは、昔は草履を高くするのには複雑で熟練の技術が必要だったからということがあったからです。
振袖に合わせるならかかとの高さが5~6cm程度のものが一般的とされています。
しかし、履き慣れていないものを成人式当日だけ履くことは難しいかもしれません。
そのため、無理のない高さを選ぶようにしてください。
□草履の生地
草履は基本的に台と呼ばれる足の面がつくパーツと鼻緒からできています。
成人式の場合、これらのパーツが振袖と同じような柄や色の構成のものを選ぶと無難です。
少し豪華にするのなら佐賀錦などの布でできたものを使用するとよいでしょう。
エナメルの草履は、派手さがあまりなくシンプルな印象を与えてくれます。
また高さがあると、幅広く合わせることが可能です。
エナメル素材は汚れにくく手入れが簡単ということや、成人式など以外でも使える機会が多いということ、また柄もシンプルなものが多いので飽きがこないということから多くの場面で使いやすいでしょう。
□まとめ
成人式には振袖と同じくらい、草履も非常に重要なアイテムの一つです。
草履を選ぶ際は、振袖の柄、サイズ、素材などのポイントを押さえてご自身に合うような草履を選んでください。
最後までお読みいただきありがとうございました。